月別アーカイブ: 2007年1月

2007.01.28

明日はどうでしょう

20070128

何だかんだで手元の時計では日付が変わってしまったけれど、明日(1/29)は個展の初日です。
会期は1週間と短いけれど、時間があったら見てやってください。
まぁ、自己評価なんてしてもね、宣伝文句にもならないと思うので、とりあえずは展示のご案内まで。

ついでに『アーティストの年賀状展』に出品した作品が、青山にあるトキアートスペースと、下北沢にある現代ハイツで展示しているので、興味がある方はどうぞ。そちらはいろいろな作家の年賀状が展示されていますよ。

さてと、とりあえずの安堵と変わらぬ不安でよくわからなくなっている僕の目に、今回の展示はどう映るのかな。気持ちの半分は楽しみに取っておいて、残りの半分は次への課題としてしっかり受け取らねば。
まぁ、既に見えている事もある事だし、ボケた頭が忘れぬうちにメモでも取って出発だね。

展覧会名:By
会期:2007年1月29日(月)~2月3日(土)
日時:午前11:30~午後7:00 *最終日は午後6:00まで
会場:藍画廊
住所:〒104-0031 東京都中央区京橋3-3-8新京橋ビル1F
Tel&Fax.:03-3274-4729
URL:http://homepage.mac.com/mfukuda2/

2007.01.24

セルフサービス

展覧会前なんだけど、訳あって不動産巡りをする。
前回行った不動産屋が気になる物件を持っていたので、それをもう一度見に行った次第。

しかし、前回もそうだったけど今回も物件の鍵を貸してくれる。でも、店内をよく見回したら「営業をしない場合は仲介手数料30%OFF」だそう。つまり、物件の下見に社員が同行しなければ安くなりますって事。でも、そんな事知らないんだからさ、説明くらいしてくれてもいいのに、、、。

ということで、今回は「貸し出しリスト」なるものに名前と電話番号を記入して、いざ物件へ。そして、物件までは前回同様、不動産屋が貸し出している自転車で。
いいね、このセルフな感じが。過剰なサービスが多い中、こういう人任せに近いシステムには共感が持てる。

そんでもって、何だかんだで時間も遅くなってしまったので、行きつけの焼き肉屋で友人と食事をする。
ここもどちらかというとセルフだね。だって最初の注文はお客が注文票に手書きしなくちゃいけないし、、、。それに、店内が煙ってきたらお客が換気扇を回す事になっているみたい。それもマスターの「引っ張って!」の一言で。

まぁ、ここの焼き肉屋はほかにも面白い話がいっぱいあるけど、その話はまた別の機会にでも、、、。
今日はマスターお疲れね。お客が僕たちだけになって落ち着いたのか、店内のイスに座ってぐっすりお休み中。
「マスタ~、まだお客居ますよ~。」

2007.01.22

へたも絵のうち

20070122

熊谷守一『へたも絵のうち』を読む。

この本は愛読書になりそうだね。何だか体に自然と染み入ってくる感じがするし。それにまったく古く感じない。むしろとても新鮮で清々しくありながら、見えにくく気づきにくい部分を照らし出してくれるようでね。
ということで、同書から文章の一部を抜粋させて頂いて、今回は終わりにしようと思います。

絵にも流行りがあって
その時の群衆心理で流行りに合ったものはよく見えるらしいんですね
新しいものが出来るという点では認めるにしてもそのものの価値とはちがう
やっぱり自分を出すより手はないのです
何故なら自分は生まれかわれない限り自分の中に居るのだから

以上、熊谷守一『へたも絵のうち』(平凡社)より

2007.01.20

豆乳、にがり、ココアに納豆

どうやら納豆を食べても番組で紹介されたほどのダイエット効果はないらしいですね。
まぁ、僕は関東に住んでいることもあって、納豆はよく食べているけれど、ダイエット効果の程はよくわからない。というか、継続的に食べている割にはどんどん体が大きくなっていっているんだけど、、、。

さて、納豆によるダイエット効果については置いといて、この一極集中型ともいうべき状況はあらためて「どうなってるの~」なんて思う。
これまでにも、豆乳、にがり、ココア、、、なんていろいろあったけど、その都度、商品が店頭から無くなっていったものね。でも、そんな豆乳やにがりたちもブームが過ぎ去った今は何事もなかったかのようにちゃんと商品棚に鎮座している。
で、そんな状況を見ていると「こういうのはアート業界にも言える事だよな」なんて思う。

よくあるケースとすれば、ある作家の作品がテーマが違う展覧会なのに同じように扱われ展示されていたり、単純に露出度が高い、なんてこともある。
まぁ、今回の納豆のように顕著なブームということではないけれど、それに近い状態はあるわけで、かつての豆乳やにがりだった人たちにとっては、まったくやりにくい状況だと思う。

でも、そんな状況に済いがあるとすれば、今でも変わらず必要があって豆乳やにがりを購入している人がいるわけだから、商品棚に陳列されていれば、まだ捨てたもんじゃないな、とは思う。
そして、今回の納豆のように「納豆の味を楽しむ」のではなく「ほかの目的のために消費されていく」のを見ていると、今回の納豆のような立場にいる人たちは、何かほかの目的のために消費されているかもしれないし、もしそうであれば、自分の作品が鑑賞されずにそのように消費されていることに気づいた時はちょっとつらいだろうな、なんて思ったりもする。

まぁ、作家が有名になり作品が売れていくということはそういう事を含んでいるんだろうと思うけれど、このままマイナーであり続けるだろう僕のような人の場合、今回の納豆ブームやダイエット効果なんて気にしていたらやっていられないね、なんて思うわけです。
だって、これからも「納豆って美味しいね」なんて言いながら食べていくだろうし、納豆のダイエット効果なんてことよりも、普通に納豆が食べられなくなる状況の方が僕にとっては問題なんだから。

2007.01.19

岐阜生まれの人たち

余談だけど、何となく高田渡のことを調べていたら岐阜生まれであることを知る。

そういえば、画家の熊谷守一も岐阜だったよな。高田渡と熊谷守一。何だか妙に共通点があるような気がする。作品から受ける印象だったり。もちろんその人柄も。
彼らの作品はユーモアを忘れずに、時には微笑ましくありながら、でも、しっかり批評的な視線も盛り込んでいてね。それが妙に共通点があるように思わせる要因かな。

どちらにせよ、彼らの作品からは決してマッチョな感じを受けないし、むしろひょうひょうとしている感じが僕には好感が持てるわけで、できることなら自分の作品もそのようにあったらな、なんても思うわけです。
まぁ、目指してできるもんじゃないんだけど、、、。