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2023.02.21

溢れ、悔やんで、たじろいで

先月の末からいろいろと。
そんな中で思う。

作品をつくる展示をすることを含めて、日々の営みの中で繰り返してきたことだけど、今回ばかりはその繰り返しだけでは溢れ出てしまう。

後悔先に立たず。
悔やんでも悔やみきれない。

今、彼女はどう思っているのだろうか。
けれど、もうその返事を聞くことはできそうにない。

残されるのは僕なのか彼女なのか。どちらにしても、僕が今できることを最大限考えなくてはいけない。

そしてもうひとつ。

ある時、Aだったそれはまったく別のBあるいはCになる。でもそれは、その人にとって疑いもなくAなのだ。答え合わせをしても正解は見つからない。
一度空白になった記憶は、更新されてもまた空白に戻ってしまうようだ。

僕はその人の言動にたじろいだ。
けれど、僕が本当にたじろいだのは、その人がはじめからそうだった、そして僕は長い間その人を別のその人として見ていた、ということに気付かされた時だった。

これを書いている今、僕は寛解に向かって安定しているけれど、しばらく予定は未定になってしまうかもしれない。
展示の案内など頂きながら伺えなかった方々には申し訳なく思う。