月別アーカイブ: 2011年3月

2011.03.25

残念

友人のHさんより連絡あり。
美術評論家の鷹見明彦さんがお亡くなりになられたとの事。

最近はお会いする機会がなかったけれど、とても残念、、、。
まだやり残した事が多くあるのではないかと思うとなおさら。

僕が記憶している限りでは、多くの展示をコンパクトカメラで撮影していた。
自宅にはファイリングされたそれら写真が残っているのだろうか。
もし残っているとしたら、鷹見さんの言葉とともに現場を見続けた記録として、何かの形で日の目をみる事があればと思う。

そして僕自身の事で振り返れば、、、。
当時、未熟な学生でしかなかった僕がMOTアニュアルに参加できたのも、鷹見さんのご指南があってのこと。
そのほか、多くの場面でお世話になった事を思い出す。

謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

2011.03.18

作品をつくる

地震後、家族に怪我もなく自宅も大丈夫(かもしれない)とはいえ、これからの事を思うと明るくはない。
そして、今の状況下で僕に出来る事は少ない(と思っている)。

出来る事と言えば、とりあえずこれまでと同じように暮らす事くらい。
もちろんそこには作品をつくる事も入っているから、しばらくして制作を再開する。

何を信じて行動するか、それは個々人に任されていると思う。
僕自身に関しては逃げるとか、そういうことは考えない。

もともと「逃げる」という言葉も好きではないし、、、。
逃げたところで、というのもある。
ひとつの事に限って物事を捉える、というのもどうなのかと思うし。

ただ家族に対する思いは、また別にあるのも確かだけれど。

2011.03.03

アニュアル・田窪・常設展

東京都現代美術館へ。
まずは『MOTアニュアル2011 Nearest Faraway|世界の深さのはかり方』展を見る。

木藤純子の残像と花びらひらひら。
関根直子の鉛筆を紙に走らせるシャカシャカ音。
八木良太のバリバリ音。

聴いたり、触れたり、思い返したり、、、。
そんな感じが印象に残る。

お次は『風景芸術/田窪恭治』。

東京バージョンとして展示している作品もあるけれど、、、。
どことなく資料展示に見えてしまうのは僕だけかしら。

それでも「絶対現場」や初期の記録ビデオなど、興味深く拝見した次第。
「林檎の礼拝堂」は行ってみたくなりますね。

ついでに金刀比羅宮の奥座敷が特別公開されて見に行った事も思い出す。
あの時、伊藤若冲の「花丸図」を見れたのはよい体験でした。

最後は『MOTコレクション』。
常設展好きとしては特集展示やテーマ展示があって、今回もお腹はいっぱい。

気づけば閉館時間まであと少し、、、。
3つの展示を見るのは時間がかかりますね。