月別アーカイブ: 2010年12月

2010.12.19

引用・抜粋・空白

その前後を無視したまま引用・抜粋するのはどうかと思うけれど、、、。
興味があるものはメモとしても記しておきたいと思う。

タイトルは引用・抜粋、もうひとつ欲しいけれど、とりあえず空白で。
以下、引用・抜粋。

この作品では、そのタイトルの通り、殆ど何も起こらない。フェラーリは、これを作るとき、旧ユーゴスラヴィアのある浜辺で、ひがな一日マイクを宙に突き出していたのだという。
それを聴いている部屋の雑音と殆ど区別できない形で微かに浜辺の音が流れ込んでくる。ひどく遠くから、微かに子供達の笑い声が聞こえる。鶏の鳴き声。こうして、殆ど全く何も起こらないまま、時間は過ぎて行く。だが、このアルバムも終わりに近くなったころ、その間歇的に聞こえた蝉の声が、次第に音を強めているのに気づく。ゆっくりとヴォリュームを上げ音質を変えながら、次第に前景に出てくる蝉の声に、聴き手は初めてここで、音が操作されていた、という事実に気づくことになる。その瞬間、今まで聴いてきた音の意味が一挙に転換するのだ。が、それもつかの間、蝉の声は次第にフェード・アウトして行き、作品は終わる。
このように”何もない”(リアン)と”殆ど何もない”(ブレスク・リアン)の間の”殆ど”(ブレスク)という、あるかなきかの差異だけでぎりぎり成り立っているこの作品は実に興味深い。

大里俊晴『マイナー音楽のために』より
※ルビは括弧として表記した

2010.12.17

ギャラリー巡り

午後からギャラリー巡り。

『古谷利裕』展/現代HEIGHT
『伊庭靖子』展/MA2 Gallery
『写真分離派宣言』展/NADiff
『雪/曽根裕』メゾンエルメス
『リバース/山本一弥』展/a piece of space APS
INAX ギャラリーはまとめて三つ。
最後は『あっけない絵画、明快な彫刻/近藤恵介╳冨井大裕』展。

興味ある展示があるも考える事多し。
やっぱりレクチャーに出なくちゃいけませんね。
交換するなら予想外を。できれば。

2010.12.06

マイナー音楽のために

20101206

『マイナー音楽のために/大里俊晴著作集』。
アトランダムに読み進めているものの、グイグイ引き込まれていきます。

思い出せば、今年は原雅明著『音楽から解き放たれるために』で始まった。
そして12月に『マイナー音楽のために/大里俊晴著作集』。
ゆっくり味わいながら大晦日まで。

今年の読書は音楽で始まって音楽で終わる、というのもいいですね。

2010.12.05

わからなくても

日曜日の昼間に見る番組といえば、、、。
僕は決まってNHK教育で放送している「将棋」と「囲碁」。

といってもどちらもルールはほとんど知りません。
なのでかみさんには「わからないのに楽しいの?」なんて言われていますが。

でもね、わからないなりに楽しめるものですよ。
例えば騎士の表情や解説者の会話だったり。
そういうかみさんだって焦った騎士を見て笑ったりしているんですから。

もちろん理解を深めながら楽しむのが本筋でしょうけれど。

わからないなりに見て楽しむ。
そういう楽しみ方があってもいいでしょう。

2010.12.01

今日はひとりで

今日はひとりでギャラリー巡り。
後回しにして見れなかった、なんて事がないように今日はガッツリと。

まずはトーキョーワンダーサイト本郷で公開制作とTWS–Emerging。
お次ぎは新宿でphotographers’ gallery『野村佐紀子展 3』など。
馬喰町に移動してFOIL GALLERY、gallery αM、TARO NASU。
そんでもって最後は清澄白河のギャラリーをまとめて。

今月で今年も終わりだけど、見なくちゃいけない展覧会多し。