先月の末からいろいろと。
そんな中で思う。
作品をつくる展示をすることを含めて、日々の営みの中で繰り返してきたことだけど、今回ばかりはその繰り返しだけでは溢れ出てしまう。
後悔先に立たず。
悔やんでも悔やみきれない。
今、彼女はどう思っているのだろうか。
けれど、もうその返事を聞くことはできそうにない。
残されるのは僕なのか彼女なのか。どちらにしても、僕が今できることを最大限考えなくてはいけない。
そしてもうひとつ。
ある時、Aだったそれはまったく別のBあるいはCになる。でもそれは、その人にとって疑いもなくAなのだ。答え合わせをしても正解は見つからない。
一度空白になった記憶は、更新されてもまた空白に戻ってしまうようだ。
僕はその人の言動にたじろいだ。
けれど、僕が本当にたじろいだのは、その人がはじめからそうだった、そして僕は長い間その人を別のその人として見ていた、ということに気付かされた時だった。
これを書いている今、僕は寛解に向かって安定しているけれど、しばらく予定は未定になってしまうかもしれない。
展示の案内など頂きながら伺えなかった方々には申し訳なく思う。