月別アーカイブ: 2007年2月

2007.02.28

サーバーを移転しました

移転の告知からだいぶ経ってしまったけれど、やっと整理がついたのでサーバーを移転しました。
ブックマークをしてくださっている方がいましたら、変更の程、よろしくお願いいたします。
ちょっとづつではあるけれど、問い合わせのメールも設置しようかな、なんて思っていますので、その時はまたご報告します。
それでは、、、。

2007.02.27

お墓参り

いろいろと事情があって、ここ数年、実家のお墓をお参りに行く事ができなかったのだけれど、今日、ようやくお参りに行く事ができた次第。

これは幼い頃から思っていた事だけれど、実際、お参りに行ってみると「やっぱりお墓はいいな」なんて思う。墓石を磨いたり落ち葉を拾ったりね。
きれいになったお墓を見ていると、何だか自分も洗われたようで気持ちのよいものです。気づいてみれば、お墓に話しかけている自分がいたりして、、、。

でも、そんなお墓を見ていると「家の仏壇だけ拝んでいないで、またお出で」なんて言われているようでもあり、ここ数年のブランクを恥じたりもするわけです。

2007.02.22

ファーブルのボディーブロー

都心で所用があったので、いつものようにギャラリーに行く事にする。

まずは清澄白川にある小山登美男ギャラリーで開催中の『日高理恵子』展へ。
展示作品は彼女の代名詞でもある樹々を見上げたものだったけれど、タイトルは『空との距離』となっていて『樹を見上げて』というシリーズとはまた別のものなんですね。

僕の記憶では『樹を見上げて』は絵の中に視線が吸い込まれていくような感じだったと思うけれど、今回展示されている『空との距離』を見ていると、空の部分である白色の地が随分と迫って見えて、その分、枝や葉っぱが白色の地にめり込んで見える。
それに『樹を見上げて』は光に包まれている感じがあったけれど、『空との距離』ではそのような光は感じない。もちろん光を感じるから良いという事ではないんだけれどね。
まぁ、『樹を見上げて』と『空との距離』に描かれている図像は似ているけれど、タイトルも異なるように見ているところや描こうとしていることが違うんだろうな、なんて思った次第。

さてと、お次ぎは小山登美男ギャラリーの下階にあるヒロミヨシイとシュウゴアーツに行く。
う~ん、僕にはあまりピンと来ないなぁ。ということで、所用を済ませるべくギャラリーを後にする。

けれども、家に帰ってきてふと思い出したのは、シュウゴアーツで見た『体の中で最高にセクシーな部分 (脳ドローイングと模型)/ヤン・ファーブル』展。
どういうことだろう、、、。よく分からなかったのが逆に気になっているのかな?何だかボディーブロー打ち込まれてじわりと効いてきた感じだね、こりゃぁ。

2007.02.21

物腰の柔らかい美容師さん

訳あって美容院に行く。

ここ何年も床屋すら行っていないからドキドキしちゃうね。でも、いざ髪を切ってもらうといいものですね。これまでいかに髪に対して無頓着だったかよくわかるし、、、。
それにカットしてくれた美容師さんがね、男の人だったけれど物腰がとても柔らかくていいんですね。僕はどうもマッチョな感じが駄目なもんだから、その美容師さんとも話が弾んでね。

そんでもって、仕上がった髪型はというとこれまた想像以上の出来で、髪型でこんなに見栄えが変わるものかと思った次第。頭もだいぶ小さく見えるし。でも、これから美容師さんのようにセットできるのか不安だなぁ、、、。

で、一緒に行った友人に仕上がった髪型を見せると「あの美容師さん上手だね。でも、その髪型あの美容師さんと一緒だよ。」だって。
自分じゃ気がつかなかったけれど美容師さんと同じ髪型だったのね。さすが下町の美容師。オチを忘れていません。

2007.02.16

最後は銀座で蝶が羽ばたく

このところちょいとバタバタしていて、このDailyに書き込む時間も大した話題もなかったのでしばらくご無沙汰していました。でもやっと落ち着いてきたから少しずつ書き込んでいこうと思います。

さてと、今日は都心で所用があったので、ギャラリーをまとめて巡ることにする。まずは表参道のNADiffで開催中の『記録 第6号/森山大道』展へ。

うぅ~ん、どうなんだろう、、、。以前、RAT HOLE GALLERYでやっていた時も思ったけれど、あまりピンとこないなぁ~。でも『記録』という本自体は、これから年4回のペースで刊行されるみたいだし、それは少し興味を持って見ていこうと思う。

そんでもって、せっかくNADiffに来た事だし店内をうろうろ物色する。
価格もサイズも手頃なマルレーネ・デュマスの画集が気になったけれど、そういう時に限って財布には木枯らしが吹いてるものなのね、、、。

さてと、お次ぎは六本木にあるmagical, ARTROOMで開催中の『WORM HOLE episode 5』展へ。この展覧会には、以前appelでのグループ展でご一緒した石川卓磨君が参加していて興味があった次第。

展示している写真作品はというと、いつものように「何か」を予感させる感じですね。それに展示室の壁を全てつかって円環状に展示しているものだから、しばらく見ているとどこが始まりで終わりなのか分からなくなる。もちろんどの作品も始まりであり終わりでもあるんだろうけどね。

さて、石川君の作品を見終わった後は、同ビル内にある他のギャラリーの展示を見つつ、隣のビルに入っているSCAI X SCAIへ。
初めて入るギャラリーだから少し緊張したけれど、展示されていた岩崎智子さんの絵画も手伝ってか、すぐにそんな事忘れてしばらくぼおうとする。

続いては、銀座のSHISEIDO GALLERYで開催中の『shiseido art egg/水越香重子』展へ。
何だろう、展開されているストーリーを解釈しようと思うけれどいまいちつかみきれず。では小スペースに展示されていたスチール写真はというと、こちらも消化不良な感じが残る、、、。

で、そんなもたれ気味の胃を抱えつつ、お次ぎはギャラリー小柳へ。でも、そんなもたれ気味の胃も『no lemon, no melon/田幡浩一』展を見て解消する。

これは見てよかった。特に映像がいいんだよね。それに全ての作品に共通するこの軽やかさ。ペインティングはあまりピンとこなかったけれど、映像はホントいいな、と思う。

映像作品でやっていることはとても素朴な事だし目新しい感じでもない。でもグッと引きつける魅力があるんだよね。もちろんそれはコマ撮りされた映像特有の魅力もあると思うけれどね。
でも、ロウソクや蜂をモチーフにした映像の、最後にホワイトアウトしてしまうような、白紙になってしまうところがまたいいわけです。

で、最後に入り口のガラスケースの中に展示されている映像作品が、またいいんですね。
最初は鉛筆のようなもので描かれた3本の線が映されているだけで「何だろうな」と思ったけれど、しばらく見ているとその線が羽を広げる蝶に変わってね。その時「はっ」と思うわけです。はじめに見ていた鉛筆の線は、羽を閉じている蝶を真上から見たところだったのね、という具合に。

それにモニターのサイズもちょうどメモ帳くらいの大きさでね。何だか実際にメモ帳に書いた線から蝶が羽ばたくような感じがして妙にリアルなんだよね。

あぁ~、見てよかったなぁ。まだ会期終了まで日にちがあるからまた行こっと。