年別アーカイブ: 2007年

2007.12.05

DAISY

多摩美術大学美術館まで『若林奮 DAISY 1993-1998』展を見に行く。

彫刻と同時にDAISYらしきものが白抜きで描かれているドローイングを見ていると、DAISYという彫刻が日の当たるところというよりは影の部分、陽より陰に関わっているように見えてくる。
それにDAISYの鉄が焼かれた表面や花粉に見立てただろう石膏を見ていると、この人には目で触る感覚もあったんだろうな、なんて思ったりもする。

話しは変わるけれど、高田渡の曲は始めから古いことで古びていくことや懐メロになることから免れていると思う。
そして、そんな事を思うと若林奮の作品が高田渡の曲に近しく感じたりする。

つまり、それは作品が時間による変化や物質として劣化していくことも始めから要素として含まれているゆえに、作品が傷ついたり劣化していくことでは作品の質や価値が下がることはないということなんだけれど、、、。

鉄にとって空気やほかの物質と結びつくことが安定している状態だと考えれば、鉄をつかった彫刻がそのようにほかの物質と結びつき錆びていく、果てにはその形がなくなってしまうことも考えていたかもしれない、とDAISYを見ていると思ったりするわけです。

2007.11.28

自然治癒力

風邪が治りかけたかと思ったらまたぶり返す。

これまではあまり薬に頼らず自然治癒力で、、、とここまで長引くとそうも言ってられませんね。
薬に頼って早々に風邪とお別れしなければ。
だからかもしれないけれど、今度は胃腸がヘタってきています、、、。

これも歳のせいかしら。このところお酒も飲めなくなってきているし、、、。
皆さま風邪にはご注意を。

2007.11.25

彫刻三昧

この一週間程、風邪が治らなくてダウン気味。基礎体温が低めの僕は微熱でもダメなんですね。
体はどんどん肥えているんだから、もう少し基礎体力も上がってほしいものです。

ということで、少し風邪も治ってきたことだし、今日はかみさんと一緒に展覧会を見に行く。
まずは芸大の陳列館でやっている『物語の彫刻』展へ。

な~んだ。Kさん以外の出品作家はみんな芸大関係者なのね。どうりでKさんの作品だけ異質に感じるわけです。
もうひとりくらい芸大以外の作家を呼べばいいのに、なんて思うんだけど、、、。

さてお次ぎは日暮里にあるHIGURE 17-15 casへ。『青木野枝/空の水』展を見る。

ちょうどトークショーをやっている最中で2階の展示は見れなかったけれど、何だか変わったスペースですね、ここ。
展示はというと、そんなスペースを楽しむかのように作品が展示されている、といった感じです。

さてと、来週は『若林奮/DAISY 1993-1998』展を多摩美の美術館まで行く予定だし、それまでにはちゃんと風邪を治さないといけません。
きっと八王子は寒いでしょうからね。

2007.11.18

BT

今月号の美術手帖にGALLERY CAPTIONでの個展『観光』が展評で載っています。
ご興味がある方はどうぞ。

ちなみにいつ頃の発行かわからないけれど、REARという季刊誌にも展評が載る予定です。
その時はまたご報告します

2007.11.17

神奈川へ

このところバタバタしていてこのDailyの更新も出来ず、、、。
ただ怠けているだけかもしれないけれど。

ということで、今日はかみさんと神奈川まで展覧会を見に行く。
まずは神奈川県民ホールギャラリーでやっている『沈黙から/塩田千春』展へ。

どうも僕には舞台装置みたいに見えるんだけど、、、。
大きな身振りのわりには、、、どうなんでしょうね。

さてと、お次ぎは鎌倉にあるGallery Stump Kamakuraへ。
展示をひと通り見終えた後、メンバーであるKさんのパフォーマンスを見る。

パフォーマンスは山の中の、、、とあまり言うとこれから見る人に申し訳ないので詳しくは書かないけれど、そこには偶然の要素が折り込まれていて、Kさんの絵に対する態度に通じるものがありますね。

今日はオープニングだったけれどメンバーの皆さんともいっぱい話せたし、僕とかみさんはお先に失礼して、、、。
このところ急に寒くなったしオープニングのすいとん汁は美味しかったでしょうね。