月別アーカイブ: 2008年2月

2008.02.08

家具の音楽

20080208

エリック・サティのCD『管弦楽作品集(再プレス)』を買う。

サティについてはあまり詳しくないけれど、曲を聴いていると音楽に対するユーモアが感じられていいですね。
それにこのCDには『家具の音楽』という楽曲が入っているからなおさらです。

家具のように日常生活でも邪魔にならない音楽。いいですね。

2008.02.07

若松河田に麻布十番

家族と一緒に若松河田にある大学病院へ。

いつものように大学病院は診察するまで待ちますねぇ。
でも、病気も完治したようだし、この大学病院にも来る事はないでしょう。
元気が一番、なによりです。

さてと、自宅に帰るにはまだ早い。ということで麻布十番へ。
Azabu Art Salonの『カトウチカ/BETWEEN』展とTAKE NINAGAWAの『河井美咲/きまぐれフロート』展に行く。

TAKE NINAGAWAは恵比寿にあったTAKEFLOORが移転して名称も変わったんですね。
TAKEFLOORには1、2回しか行った事がなかったけれど、外階段の踊り場でオーナーさんに話しかけたことを思い出します。
同マンションの住人とも挨拶したり、そんな庶民的な感じも良かったです。

2008.02.03

Uさんへ

20080203

私情です。

かみさんの親友であり、僕もかみさんを通して知り合いになったUさんが亡くなってもう三回忌になる。

優れたアーティストであったUさんの死を思うと今でも心が痛む。
かみさんは親友でもあったから、ご家族とともにUさんを失った痛みが癒えることはないと思う。

アーティストであれば何かしらの作品が残る。
昨日の『永遠平和のために』もそうだけれど、作者の死後も作品が多くの人の目に触れられ、さまざまに解釈される機会を得たとすれば、作品とってそれは幸運であり恵みでもあると思う。

「死んだら終わり」とはUさんが闘病生活の中でかみさんに語った言葉だけれど、志半ばで生きる事を絶たれたUさんにとって、それは絶望からくる言葉だったと思う。

そして、その言葉はアーティストとして有名になりたかった、ということへの絶望ではなく、残される作品とこれからつくられるはずだった作品に関わる事が病気によって絶たれたという、作品に向けられた言葉だと僕は理解している。

2008.02.02

永遠平和のために

20080202

カント『永遠平和のために』を読む。

この本、藤原新也らの写真とともにカントの言葉が載っている、その前半部分の構成もさることながら、なにより翻訳がとてもいい。
分かりやすいし読みやすい。何度でも読み返したくなります。

子供に読み聞かせ、というのもこれだったら充分できると思います。

政治家に限らず読んでみたらどうですか?と薦めてみたくなりますね。
この本に記されたカントの言葉は現代に鳴り響いていますよ。