カテゴリー別アーカイブ: 展覧会

2019.03.21

アンビルドの

埼玉県立近代美術館でやっている「インポッシブル・アーキテクチャー もうひとつの建築史」展を見る。

会場に入って初っぱなからやられました。
映像化されたタトリンの「第3インターナショナル記念塔」。
何だろ、このゾクゾクする感じ。

ほかにもこの人がこんな構想をなどなど。
興味深く拝見した次第。

で、先日、新聞を読んでいるとメタボリズム建築の現状について書かれていた。

そうだよな、残せるものは残して欲しい。
いろいろ問題はあるにせよ、ですね。

そして、かつて白井晟一設計の善照寺を撮影のために訪れた時のことを思い出す。

その時は境内だけでなく本堂にも入らせて頂いて。
撮影が目的だったけれど、しばらくは何もせずウロウロしたり佇んだり。

とてもよい時間だったな。

2018.12.01

またどこかで会いましょう

今日は美術館とギャラリー巡り。
まずは原美術館でやっている「僕らはもっと繊細だった。/リー・キット」展へ。

時間帯や天気によるんだろうけど、僕が行った時は淡い日差しが差し込む中で展示を鑑賞。
そして、1階と2階を行ったり来たりしながら、ふと思う。

「今、僕が見ているのはどこまでが作品だろうか」
「もし全てが作品だとしたら」
「全て作品じゃない可能性もあるかもしれない」

と、よく分からない問答をする。

お次ぎは同じく品川にあるキャノンギャラリーSへ。
「知覚の感光板/鈴木理策」展を見る。

これまでの全てを見ているわけではないけれど、ますます光の感度が上がっているような気がする。
写真自体が輝きを放っているような、そんな感じ。

さて、最後はArt Studio Dungeonでやっている「ポエトリー・イン・ダンジョン vol.1 直角はありません」展へ。

買いたい詩集があったけれど、在庫がないとのことで諦める。
でも、先週に引き続きKさんと会うことができたし、ゆっくり話もできてうれしく思う。

詩集やKさんともまたどこかで会う機会があるでしょう。

2018.11.25

うれしく思う

今日は予定通り、埼玉県立近代美術館でやっている「オン・ペーパーズ/辰野登恵子」展を見る。

初期の版画から近年の作品まで見る事ができるこの展覧会。
何でだろ、回顧展って感じがしない。
テーマを絞っているからなのか、それとも僕がそう感じるだけなのか、、、。

どちらにしても、興味深い作品にいくつか出会えたのでうれしく思う。
それらはいずれも、安心して見ていられるというよりも、どこか破綻している、まとまりに欠けていて未完な感じがする。
けれども、気になって見続けてしまう、魅力が詰まった作品たち。

僕がそう感じた作品についてかみさんはどう思うかな。
帰って来たら聞いてみよっと。

カタログじゃ伝わらないかもしれないけれど、、、。

2018.11.24

心地よい疲れとともに

今日は久しぶりに美術館とギャラリー巡り。
まずは目黒区美術館でやっている「ひかり、降りそそぐ/村上友晴」展を見る。

確かに会場には淡々と流れて行く時と静けさが漂っているけれど、、、。
個々の作品を眺めていると何だが沸々と煮えたぎるようなものを感じたり。

お次ぎは東京ミッドタウンに移動して。

「自明/髙柳恵理」展(TIMES & STYLE MIDTOWN)、
「アメリカ近代写真の至宝 ギルバート・コレクション」展(FUJIFILM SQUARE)を見る。

商品や作品が陳列、展示されている中で、作品がどこにあるのか、どれが作品なのかわからなくてもね。
店内をウロウロしながら物色しつつ、その揺らぎを楽しんだ次第。

さてと銀座に移動していくつかギャラリーを見てまわった後、ANDO GALLERYへ。
「中沢研」展を見る。

ANDO GALLERY初めてペインティングを見た時は驚いたけれど。
しばらくは立体作品で落ち着くのかしら。
でもまたペインティングを見てみたいな。もちろん以前のようなものを期待するのではなく。

最後は板橋に移動して、先月個展をさせて頂いたArt Studio Dungeonへ。
作品を拝見した後、Barカウンターで作家さんと話をしつつ、缶ビールを1本。

家に着くと心地よい疲れとともに、忘れていた感覚が蘇ってくる。

さあ、明日は埼玉県立近代美術館でやっている「オン・ペーパーズ/辰野登恵子」を見に行くとしよう。

2018.01.20

いくつか見てまわる、その3

さて、最後は府中市美術館でやっている「絵画の現在」展へ。

いくつか気になる作品があったけれど、、覚え書きとして木村彩子さんの作品について触れておこうと思う。

昨年の個展で絵の印象が変わったのを見て、そして今日、あらためて見て思うのは、以前も以後も光を感じる画面だったけれど、以後では光の質が変わったということ。
以前は反射する光のように感じられたけれど、以後は反射というより対象そのものが放つ光、輝きというのかしら。

きっとこれは木村さんの対象に向かう姿勢が変わったからだと思うんだけど、どうだろう。