2007.06.14

モネとおばあちゃん

夜、国立新美術館でやっている『大回顧展 モネ 印象派の巨匠、その遺産』展を見に行く。

う~ん、やっぱり最晩年の作品はいいなぁ。
最晩年の『ばらの小径』や『しだれ柳』などを見ていると、実際、眼の病で視力が著しく衰えていったとはいえ、モネにはあのように風景が見えていたのかもしれないと思えてくるし、もしそうであれば、僕にはモネが網膜に映る光景に対してとても忠実に、リアルに描いたんじゃないかな、と思えてくる。

ところで、この展覧会は大回顧展ということもあって初期の作品も多く展示されているわけですが、そんな作品たちを見ていると「これって、うちのおばあちゃんが描いている絵とあまり変わらないじゃん」なんてものもあるわけです。
まぁ、うちのおばあちゃんの行っているお絵描き教室ではこの時期のモネとかを参考にしているだけなんだろうけど。

で、そっくりついでに、うちのおばあちゃんも年相応に眼にも不自由が出てきているので、もしかしたら、なんてことはないだろうけど、「このまま絵を描き続ければモネの最晩年のような絵を描くかも」なんて、想像してみると楽しいものです。