2007.04.17

佃煮屋のオウム

自宅の近所には魚専門の佃煮屋があって、そこには看板娘ならぬ看板オウムがいる。
お店が開店しているときは、陳列されている佃煮のそばでお客を招いているんだけど、そのオウムが芸達者でね、僕はまんまとだまされました。

ある日の夕方、佃煮屋のある商店街を歩いていると、子供の声ではしゃぐ声がする。
今日は商店街のお祭りだし子供も楽しんでいるのかな、なんて聞いていると、「あ~あ~」と同じ言葉ばかり繰り返していて何だか変だ。
そこで耳をそばだたせてその声の主を探ってみると、なんとその声は佃煮屋で飼っているオウムの鳴き声。さすがオウムだけあって、まことに物まねがうまいものです。

せっかくなので、そのオウムをしばらく観察してみると、何だかお祭りの音楽に合わせて鳴いているようでもあり、もうすぐ店じまいだよ~ってお客を呼んでいる様でもある。
いや~、面白い街ですね、ここは。