2007.01.13

アグネス、花束、eggに藍

夕方から都心で用事があったので、ついでという訳ではないけれど、いくつか気になる展覧会などに行ってみる。

まずは神楽坂のアグネスホテルアンドアパートメンツ東京でやっている『A@A アート・アット・アグネス 2007』に行く。
去年、個展をさせてもらったGallery Stump Kamakuraも参加していて、どんな感じなのか興味があった次第。

当然のように参加しているほとんどのギャラリーが商談ブースと化していて、僕にはあまり興味が湧かない。
ホテルの一室でやっている意味もあまり感じないし、生活の一部にアートを、なんて感じもそこからは感じない。僕がギャラリストやバイヤーであれば別なんだろうけど、商談しているところなんて見ても面白くないし、、、。僕の考えが古いのかなぁ。
でも、いくつかの部屋ではそうではない展示をしていて、それがあったのは僕には済いでした。まぁ、こんなこと言っても負け犬の遠吠えにしか聞こえないんだろうな、とは思うけれど、、、。

さてと、お次ぎは初台のケンジタキギャラリーでやっている『花束/若林奮』展に行く。
アグネスで疲れた体と心を癒しに行ったわけではないけれど、見終わった時には何だか癒された気分。
やっぱり僕は「作品を鑑賞する/される」ということにとても興味があるし、そこで作品を販売していたとしても「鑑賞する/される」ということが前提にないと面白くないんだよね。

だから、作品が展示されているところがカフェだろうがホテルの一室だろうが、もちろんギャラリーも含めて、作品と対峙することができないと僕は「何なの、これ」てな感じに思っちゃうわけです。
何だか洋服屋で楽しく商品を選んでいるのに、いちいち店員が話しかけてくるみたいでね。余計なお世話な感じがするわけです。

そんでもって、お次ぎは銀座の資生堂ギャラリーでやっている『shiseido art egg/平野薫』展に行く。
これはワンピースなのかな、糸までほぐされて天井から吊るされている。何だか逆さになった花みたい。そして、ほぐされた糸で出来たその作品は人が移動するだけで作品はゆらゆらと、繊細ですね。

サブスペースには作業をしたタイムカードが展示されていたけれど、作家の興味が衣服などを糸までほぐし再構築する事以外にもあるのかな、なんて思ったけど、いまいちその本意はつかめませんでした。
さてさて、最後は京橋にある藍画廊に新年の挨拶がてら行く。

個展ももうすぐだ。でも、今回はいろいろと遅れているから頑張らねばいかん。DMの発送も遅れているし、、、。気合いを入れねば。