2006.12.19

小石川植物園

20061219

文京区白山にある小石川植物園に行く。
今日の目的は、毎週決まった日時だけ公開している温室の見学と撮影。前回行った時は見逃してしまったからね、今回は見逃すまいと行ってみた次第。

しかし、ここの温室は本当に研究対象といった雰囲気ですね。黙々と鉛筆片手にスケッチしている人がいたり、植物を接写している人がいたり、、、。植物たちもそんな人たちを待ち構えるかのように整然と並んでいて、なんだか話す声も小さくなってしまう雰囲気です。

そんでもって、これは家に帰ってきてから感じた事だけど、何だか今日の撮影は変な感じだった。何だろうあの感触は、、、。
世界から離れちゃっている感じ、というと大げさだけど、何か目的があって撮影しているという感じではなくて、夢中になっていることも忘れて夢中になる、ただそのことだけに戯れている、といった感じ。
だからといって、周りの出来事がまったく見えないというわけではなくて、例えば、スケッチしている鉛筆の音や人の気配も、けっして縮まることのない距離を挟んで感じている、といった感じ。

今の僕にはその感触を言葉にするのが難しいけれど、それを幸せだと感じる事もあれば、どこか寂しさを感じて悲しくなったり、大切にしたい感触だな、なんて思ったりするわけです。