2006.10.14

言水・加藤・ただひとつ

打ち合わせの帰りに言水制作室で開催中の『加藤陽子/ただひとつ』展へ行く。

僕の記憶が正しければ、前回は小振りの作品が多く展示されていたと思うけれど、僕は今回のように大きい作品に囲まれている方がいいかな、なんて思う。
ある距離を保ちながら絵画を鑑賞するのとはまた違う、物理的にもその距離がなくなる時があってね。それに、加藤さんの絵はただ鑑賞されるものとはまた違った印象が僕にはあるし、、、。

会場には写真やドローイング帳もあって、ドローイング帳には祈りにも似た言葉が綴ってある。
そんな祈りにも似た言葉を読みながら、ふと僕はそのような作品たちを拒絶することも、いいとも悪いとも簡単に言う事はできるけれど、はたして僕はそのような作品を受け入れることが出来るのかな、と思ったりもする。

僕と加藤さんはスタンスも異なれば、向かっている場所も違う。そして展示してある絵やドローイングからはそのような祈りだけを感じる事はない。だからかもしれないけれど、僕はこのような作品を受け入れてみよう、このような作品があってもいいんじゃないか、と思うようになる。

最後、言水さんにこのホームページの事をお話ししてリンクをお願いしてみる。こんなページだけどリンクを了承してくれた言水さんには感謝です。ありがとうございます。