2006.10.13

恵比寿に青山、上野に清澄

気になっていた展覧会を立て続けに見る。

まずは恵比寿のジュエリーショップでやっていたカール・ブロスフェルトの展示を見る。僕のように「もさっ」とした男が行くには気が引けるお店だけど、そこはあまり気にしてもしょうがないので、店内をうろつく。
といったってそんなに広くない店内だから、ちょっとジュエリーをなんぞ見つつ写真を見る。でもこれ、印刷なんですね。

続いて、青山でやっている『森山大道/it』展へ。
これ、ヒステリック・グラマーがやり始めたギャラリーらしく、ギャラリー名「RAT HOLE GALLERY」とあるように、壁面の下にはネズミが出入りする穴があってネズミもいます。
展示はどうかといわれれば、、、どうなんでしょ、その前に印刷物を見ていたせいか、印刷のほうが魅力的だね、なんて思う。
以前、原宿にあるヒステリック・グラマーのショップでやっていたポスター展の方が僕には魅力的です。

そんでもって同じく青山にあるアニエス・ベーのショップへ。
来た以上は見る!そんな気持ちで店内へ。でも、やっぱり僕が入ると浮いちゃう雰囲気です。
一通り展示を見て出る。でも、やっぱりここでも印刷されている写真が面白いな、なんて思う。1階の商品と混じって展示されていた写真やポスターは、その状況がよかったです。まぁ、インテイリアなんだけど、、、。

でも「印刷物としての写真」から写真に興味を持った事もあって、その事を久しぶりに思い出して少し新鮮な気持ちになる。そう考えれば僕にとっては刺激的な展示だったのかな、とも思うんだけど。

さてと、ここから友人と待ち合わせて、東京芸術大学でやっていた『Good Design Award 1957-2006』展へ。
今年の受賞作品はどこですか?なんて聞いてみると、ないんですね。最後にアンケートに答えて会場を後にする。

で、続いて谷中にあるSCAI THE BATHHOUSEで開催中の『Jenny Holzer』展へ。
僕に英語能力が足りないのが残念。でも、大型のモノクロ写真なんて見ていると、手法が変わってもやっぱりこういう作品の持っている問題はつねに抱えているな、なんて思う。

さて、最後は清澄白川の一連のギャラリーへ。一番の目的はSHUGOARTSの『イケムラレイコ/パシフィック』展。
これまで見てきた作品とは少し印象が異なる。テコラッタの彫刻はだいぶ違う。でも、カウンターに置いてあった作品集などを見ていると、僕が抱いていた印象のほうが間違っていたのかな、と思ったりもする。
小部屋に展示してあるドローイングを見ているとそんなこと忘れて、いいな、なんて思うし。
来客があってその部屋でお茶を飲み始めてしまったのでゆっくり見る事ができなかったけど、あのドローイングの何に惹かれたのか、また確認しに行かなくちゃ。