2014.06.20

べつのところで

front」が開く前にホテルで作り直したものを届けなければいけないんだけど、、、。
でも、『余韻』でご一緒している丹羽くんの展示が愛知県美でやっている。見るなら今日しかない。
ということで、『APMoA Project, ARCH vol.10 丹羽康博「詩としての行為」』展を見に行く。

ロビーに展示された作品を見て、展示室の中へ。その後、廊下に出て幾つかの作品と少し離れた場所にある窓に描かれた作品を見る。そして再び展示室へ。
ひと通り見て思うのは、展示室だけだったら違う印象を抱いただろうな、という事。
ロビーや廊下にある作品を見る事で、展示室の作品にさっきとはまた違った印象を受けたり、謎を解くヒントが見えて来たり。

さてと、『詩としての行為』展も今日が初日だから、丹羽くんに会えるかなと思ったけれど、ここは美術館ですからね。
「丹羽くん、また今度」と思いながら、「front」に向かうべく美術館を出てエレベーターに乗ろうとすると、突然、丹羽くんに呼び止められる。
こんな偶然もあるんですね。美術館を出るのがもうちょと早くても遅くても会えなかったでしょう。

時間はあまりなかったけれど、丹羽くんと学芸員さんの3人でお話しして。
そして丹羽くんとまた会う約束をして僕は「front」へ。

front」で最後の調整をした後、Yさんと丹羽くんの展示について話していると、どうやら丹羽くんが展示している部屋は誰が展示しても固い印象になるらしい。
なるほど、展示室で感じた印象がこれまでのものと少し違っていたのはその事もあるのかもしれない、と自分なりに納得。

今回の『余韻』で丹羽くんや水野くんの作品、テーブルなど備品の配置やライティングを決めた者として、『余韻』に展示室の作品を持って来たらどう見えるのだろうかと思ったりした次第。