今日はGALLERY CAPTIONでの個展が最終日。ということで、岐阜へ。
でもその前に、I君の『Corridor』展を見に名古屋にあるギャラリーAIN SOPH DISPATCHへ。
そこには何もない(ギャラリーの壁だけがある)場所を挟んで、あるまとまりを持ちながら短いセンテンスの言葉が壁に書かれて(描かれて)いまして。
まずはその言葉を読んだわけですが、最終的に僕がたどり着いたのは、、、。
壁にかかれた言葉が今回展示している作品だし、まずはそれら言葉を読む事が大切だと思うけれど、どうも僕にはそれら言葉自体というよりも、右や左あるいは前後に移動しながら読んでいった先に現れるものが、今回の展示では重要なんじゃないかと感じられたわけです。
壁にかかれた言葉を読み、移動し、また読む、その中で現れた、けっしてひとつではない通路のようなもの、それはまさに「コリドー」だったのかもしれません。
それと、、、。
これは意地悪な見方ですが、壁に縦書きでかかれた言葉は、右からではなく左から読む事もできるんですね。
例えば。
僕は今日、
岐阜に、
行きました。
をですね。
行きました。
岐阜に、
僕は今日、
といった感じです。
もちろんI君の言葉はある響きを伴っているので、上記の例のように無味乾燥ではありません。
さてさて今日は雨です。やっぱり僕は雨男。でも雨も悪くないですね。
側溝を勢いよく流れていく雨水もあれば、水溜まりをつくりながらゆっくりと静かに地面に染み込んでいく雨水もありますね。
最終日にあらためて自分の展示を見ていると、きっと僕の展示は後者なんだろうな、なんて思ったり。