月別アーカイブ: 2011年9月

2011.09.16

熱帯から神田まで

撮影とギャラリー巡りなど。
まずは新木場にある夢の島熱帯植物園へ。

撮影の合間、シャッターを切る時って僕は何に反応しているんだろう、と思う。
植物に興味はあるけれど、花がきれいとかそういう事ではない。
仮に花を撮っていても、花そのものというよりは別の何か。
それは視覚的な事にかぎらず触覚的だったり、その場の佇まいや場合によっては味覚も。

僕の記憶が正しければ、中平卓馬はいつも同じモチーフ(屋根とか)を撮っている事を質問されて、、、。
屋根を撮っているわけではない、との事。

そういう事ってあるでしょうね。
さてと撮影が終わった後はギャラリー巡り。

「Transformations/Bill Viola」Gallery Koyanagi
「大森 博之」なびす画廊
「SCANDAL 2」BLD GALLERY
「抽象—明日への問いかけ/辰野登恵子」SHISEIDO GALLERY
「絵画の血統 —脳裏に記する絵画たち—」Galerie Sho Contemporary Art

撮影をゆっくりした事もあって今日は早足で見てまわる事に。
会期が残っている展示はあらためて、、、。

最後は神田にある堀内カラーへ。
現像が仕上がったフィルムを受け取ってと。

いや~今日も暑かった。まぁ植物園の熱気ではじめから汗だくでしたが、、、。
こんな日は風呂上がりにビール。想像しただけでうまそうです。

2011.09.11

一夜明けて、落ち込みながら、寿がきや

今回もですが、展示をするとかなり落ち込みますね。
ホテルのチェックアウトまで部屋の中でうだうだと、時々気持ちが振り切れちゃう感じ、、、。

かみさんにメールすると返信は、いつもの事だから気にするな、との事。
でもねぇ、こればかりは。

とはいえ今日の予定も決めていた事だし、いざ岐阜公園へ。
お次ぎは名古屋に移動して東山動植物園で撮影。最後にAIN SOPH DISPATCHでI君が参加している展示を見る。

少し回復。

帰りの新幹線まで時間もないので、お土産を買いに名古屋駅のキオスクへ。
と、そこには懐かしくも僕の好物、寿がきやラーメン。しかもレトルトとカップ麺。

昨日、名鉄岐阜駅のあたりをウロウロしていたら寿がきやのお店を発見。
入ろうか迷いながら止めてしまって後悔していたからうれしいです。
もちろん即購入。今回はレトルトを。

幼い頃、スーパーの飲食コーナーでよく食べた寿がきやラーメン。
スプーンとフォークが合体した独特の食器で食べた、何とも言えないあの味と香り。

僕の展示にも滲み出ているかもしれません。

2011.09.10

子供と遊んで

20110910

今日は個展初日。でもオープン前にラジオの調整。
なかなか、ですね。

午後は作家のTさんと名鉄岐阜駅近くにあるnakaniwaで昼食をご一緒して、同ビル2階にあるpandで息子にお土産を。
夕方からはレセプション。でも僕はKさんのお子さんたちと触れ合い、というより遊びまくる。

珍しいですよ、こういうの。
たいがい僕を見た子供は逃げてましたからね。
ちなみにかみさんは子供に好かれます。なんででしょう、、、。

さて、レセプションの最中、子供たちと遊びまくって気付いた事をいくつか。

簡単に言えば、大人たちの事情も考慮しつつ、子供たちの事情も済い取れたら、と思った次第。
つまり大人の事情で子供たちの行動を制限する事もできるし、その逆もあり。でも両方は、、、。

例えば、子供向けの展示(僕はこういう線引きはどうなんだろうと思うけれど)にありがちな、楽しく遊べてにこやかに、なんて展示とは対極にあるでしょう。
それは幼い子が食べられるように、お粥のような作品にしちゃう事でしょうし。

なので、僕はこれまでのように普通に白米を炊きながら、ですね。
こんなの食べられないよ、なんて思われても構いません。僕が炊いた白米よりほかの食べ物に興味津々、というのもよいでしょう。

ただ必要だと思うのは、こうすれば君でも食べられるようになるかもよ、と余白なり何か残してあげたれたら、と思うわけです。
もしかしたら、それは涙が出るくらいマズい品になるかもしれないけれど、ということも含めて。
後々気付くことでもよいのでね。

ギャラリーには申し訳なく思っています。必要に応じて提供しなくてはいけない環境もありますからね。
ごめんなさい、、、。

2011.09.09

岐阜へ

20110909

個展の搬入で岐阜へ。
いつもの事だけど展示って思うように進みませんね。

理想とする展示があるとすれば、、、。

それは自分がよいと思い組み上げた展示なのに裏切れちゃう展示、となるんですね。
作品に対して僕に勝手な思い込みがあるとすれば、いかにして僕から作品を引き離せるか、ということもあるかもしれません。

どちらにしても自分が行う事として明らかに矛盾しているものだから、我ながら難しいです。

振り返れば、これまでの展示の多くはかみさんに手伝ってもらっていた事もあって、その辺の矛盾する事が何となくできていたのかもしれません。
だって僕がいいなぁと思う事をことごとく反対されていましたから、、、。

なので今回は申し訳ないと思いつつ、GALLERY CAPTIONの方に多くを伺いながら搬入を進めることに。
で、とりあえず終わったのは夜の10時過ぎ。

いつもながら長くなってすみません、、、。

2011.09.01

Kontrapunkt

個展のお知らせです。

Kontrapunkt
2011.9.10-10.15
12:00-18:30(日月曜日・祝日 休廊)
GALLERY CAPTION

以下、ステイトメントです。

「音楽には複数の独立した旋律を重ね合わせて美しい響きを得る対位法という作曲技法がありますが、環境の変化に寄り添いながら作品を展示するという事は、対位法で作曲する事に似て、消えてはまた現れる多様な響きに耳を傾け、距離を測り、どれもが主旋律や伴奏にならないようにする事かもしれません。」

どうなるでしょう、、、。