かみさんと美術館・ギャラリー巡りをする。
まずは国立新美術館でやっている『エミリー・ウングワレー』展へ。

作品の天地左右が展示する人に委ねられていたり、ボディ・ペインティングとの関連などなど、興味深い事がいっぱいあって面白いですね。

これは想像だけど、木枠に張って壁に展示する事なんて、エミリーにとっては大した事ではないんだろうな、なんて考えてみたり、、、。

作品やその周りの事を含めて、魅力と危うさがありますね。

さてとFuji Xerox Art Spaceで『ヤニス・クリネス』展を見て恵比寿に移動。
MA2 Galleryでやっている『宵の晴れ／金田実生』展へ。

金田さんの作品も紙が破けるくらいハードなところもあるけれど、『エミリー・ウングワレー』展を見た後だけに儚く感じてしまうところもありますね。

もちろんそれはエミリーにはない魅力で、金田さんの作品を支えている質でもあると思います。
2階に展示してあったドローイングを本仕立てにした作品もまた新鮮ですね。

さてと帰りに浅草寺でやっているほおずき市へ。
よいほおずきも手に入ったし、実家のじいちゃんばあちゃんに持って行ってあげよっと。

お昼前に自宅を出て、神奈川県立近代美術館 葉山館でやっている『マチスとボナール 地中海の光の中へ』展を見に行く。

全ての作品ではないけれど、どちらの作家も魅力的ですね。
何度見ても見尽くせない魅力があったりします。

別の角度から見るとまったく別の顔をのぞかせる、そんな作品っていいですね。

さてと、お次ぎは鎌倉のGallery Stump Kamakuraへ。
『ジャングル・ブック／泉太郎』展を見に行く。

少し変わってきたのかな？映像の仕立ても複雑になってきているような気がするし。
でも、初期の作品を彷彿させる作品があったり、アイロニカルでユーモアところは変わっていませんね。

今年も展示がいっぱいあるようだし、これからも楽しみです。
でも、このところの忙しさで疲れ気味なのが気になるけれど、、、。

午後、かみさんと待ち合わせて東京都現代美術館と近所に開廊したANDO GALLERYへ。

『夢見る世界／大岩オスカール』『屋上庭園』『トーキョーワンダーウォール公募2008作品展』やANDO GALLERYの『中沢研』展を立て続けに見る。

う～ん何だか物足りないぞ。立て続けに見たのが良くなかったのかな。
気になった作品もあったし、いろいろと考えるところもあったんだけど、、、。
何ででしょ。

さてと、東京都現代美術館の中庭にあるアルミホイルの作品は大きいですね。
最近は美術館のサイズに合わせてなのか、大きい作品をよく見かけます。

質より量、ということではないでしょうけれど。
こちらも何ででしょ。

東京・駒込の旧古河庭園で撮影をしていた時の事。

公園の池には鯉や亀がいるものですが、旧古河庭園には人に馴れたカモたちがいまして。
僕が近寄ってもまったく逃げず、じっとこちらの様子を伺っています。

どうやらこのカモたちは来る人たちに餌をねだっているようで、、、。
案の定、僕がベンチに座ってフィルムを交換していると、おもむろに歩き出しこちらへねだりに来た次第。

僕の膝を小突くカモ。
それに驚く僕。
ガーガー鳴いてねだるカモ。
何にもないよ、と話しかける僕。
お構いなしにねだり続けるカモ。
カモに謝る僕。

そんなやりとりがしばらく続きましたが、カモたちも諦めたのでしょう。
何だか怒り気味な表情をしながら僕から離れて行きました。

う～ん、カモになめられてるな、僕、、、。