月別アーカイブ: 2007年1月

2007.01.07

はつゆめ

森美術館で開催中の『はつゆめ/ビル・ヴィオラ』展に行く。
ちょっといろいろとバタバタしていて行けるかどうかわからなかったけど間に合ってよかった。

さてと、展覧会を見てだけど、展示してある作品は内容を含めてとてもシンプル。でも何でしょ、感情が揺さぶられるというかね、気がついたら揺れている自分がいるこの感じ。
それは解説に書いてあった「母が亡くなり、、、」なんていう情からくる感情の揺れではなくて、作品を見る事からくる揺れのようなものなんだよね。

そんでもって、これがまた見ていて飽きないんだよね。
内容はシンプルなだけにすぐに了解できるんだけど、だからといってそれで満足するかといったらそうでもない。見る事の好奇心をくすぐるというか、映像に引き寄せられる感じで食い入るように見てしまう。

いや~、久しぶりに見逃さなくてよかったと思った展覧会でした。

2007.01.04

半端な季節

温暖化の影響なのか、気温は下がっているとはいえ今年の冬は随分と暖かいな。

僕の記憶が正しければ、昔はもっと寒かったような気がするんだけど。幼い頃はつららで近所の友達とよく遊んだし。それにそれぞれの季節もはっきりしていたように思う。
このままだと四季の移り変わりもなんとなく、春と秋は足早に過ぎ去って、夏と冬しかなくなってしまいそう、、、。でも、本当にそんな事になったら嫌だなぁ。

というのも、僕のようなグレーな人にとって夏と冬しかないのはちょいとはっきりしすぎていてマッチョな感じがするんだよね。それに夏と冬に挟まれながら、いつも次の季節の準備期間のようなあの半端な季節がなくなるのは寂しい。
梅雨の憂鬱に内にこもってしまいそうな感じや、秋の全てが枯れ葉とともに吹き去ってしまうような、あの空っぽな感じ。いいんですね。
それに移り気の多い僕の性格も四季の変化に影響されているような気がするし、、、。

もし春と秋がなくなってしまったら、そんな季節とともに変化しながら済われもする僕の気持ちは行き場をなくしてしまうのかな、なんて思うわけです。

2007.01.03

初詣に行く

毎年、ボケた頭を抱えながら元旦の昼間に浅草寺へ初詣に行っているんだけど、今年は訳あって1月2日の夕方に行ってみる。
でも、それが失敗だったみたい、、、。夕方ってこんなに混んでるの。警察も来ていてなんだかものものしい。それに何だろ、この人の数は、、、。本堂の階段を上って後ろを振り返ってみれば、仲見世は人で埋め尽くされている。酒も飲んでいないのに、その光景をみてちょっと気持ち悪くなる。

毎年こんなに混んでいたっけなぁ~。僕が忘れているだけなのかな?でも、去年も混んでいたとはいえ、本堂まではあっさりとたどり着けたよな、、、。
しかし、ご本尊さんも大変だね。こんなに多くの人の願いを毎年聞いているんだから。全部聞いていたら頭ぱんぱんになっちゃうよ。

えぇ~と、そんでもって今年も本堂の脇にあるおみくじを引いてみる。
2年連続「大吉」だったから今年はどうかな、なんて思ったけれど、3年連続はならず「吉」でした。残念。でも、希望を持ってやっていいれば徐々に良くなるみたいだから今年も頑張ろうと思う。

さてと、暮れから元旦にかけて正月気分などどこへやら、個展に向けて作業に没頭していたけれど、それもあまりうまくいっていないからこれからラストスパートです。正月も返上してがんばらにゃ~いかん。