今日は訳あって東京都写真美術館で開催中の『石内都／mother’s』展に再び行く。
でも、その前にちょいと時間をつくって白金にある自然教育園に立ち寄る。

ここは樹木や草花にあまり人の手が加えられていなくて、都内の植物園では珍しいところだと思う。他の植物園は区画整理されているし、庭園になれば手入れが行き届いている。
言い方は悪いけど、ここはほったらかしに近いんだよね。倒木は当たり前、年月をかけて森が移り変わる様子も体感できる。

園内の案内板によると「ここはもともとマツ林で、自然教育園になり下刈りを止めるとミズキなどの落葉樹やシイなどの常緑樹が育ち始めた。マツは下から育ってきた落葉樹に光を奪われ枯れはじめ、次いで成長の遅い常緑樹が育ち落葉樹の下枝などが枯れ始める。そして最後には常緑樹林となる。」らしいです。

そんな森の移り変わりについて思いを巡らしながら園内を歩いていると、何だか「変わらない事をただ善しとする」という事がどうでもよく思えてくる。
もちろん変わらない事の中にも良さはあるとは思うけれど、むしろ、この森のように移り変わっていく事や、草花が芽吹き枯れ、また次の年に芽吹く、その中に見るべきものがあるんじゃないの、なんて思っちゃう。

そして、それは自身の作品についても言える事だな、なんて思う。
何だかね、金太郎アメみたいにいつまでも同じ作品をつくり続けるなんて、僕にはそんな体力も気力もない。むしろ変わっていくのが当然、とさえ思っちゃう方だから、時として突然変異もあるだろう、くらいの事は思う。
まぁ、突然変異ばかりしている作品が理解し難いものであるのはごもっともな事なんだけど、、、。

やっぱりこのサーバーは読み込みが遅い気がする。
ということで、9月分のDailyを過去のDailyに移動しました。ついでに画像のポップアップも調整しました。Windowsのポップアップブロック対策。たぶんこれで大丈夫だと思うけど、、、。
だけど、ブラウザの種類やホームページを見る人の環境によってページの表示などが変わってしまうのは、仕事としてホームページを作成する場合は問題になるんだろうけど、やっぱりね、僕なんてそのあたりの事が面白いと思う。
だって見る人の環境によってこちらの思惑なんて無視されちゃうかもしれないからね。
そう思うと、ホームページって面白いね、なんて思っちゃう。