月別アーカイブ: 2006年10月

2006.10.22

植物を眺める

植物を眺めていると「これ、全方向に向いているな」なんて思ったりする時がある。
当然、植物なんてそれぞれが好きなように見ていい訳だし、同じ植物をきれいだと思う人もいれば、気持ち悪いな、と思う人もいる。そして、そんなことを考えていると「それって誰でもそれぞれの言葉で見る事ができることだよな」「植物が植物らしくあるのはそういうことかな」なんて思ったりする。
それぞれの言葉で会話に参加する事ができる。
あぁ、何だかそんな作品のあり方も悪くないなぁ。

2006.10.21

目黒でパーティー

20061021

夕方、友人の結婚披露パーティーに出席するため目黒まで行く。
アーティスト同士の結婚だからかな、パーティー会場もおしゃれ。こんな風に自分の部屋も飾ることができたらな、なんて思うけど、どうやったってセンスのない僕には無理。無国籍雑多風だったらいけるかもしれないけど。
そんでもって、いつもの癖でいろいろ観察していて思ったんだけど、女性って意外とよく食べるんですね。みんなほっそりとした体なのに。それに反して僕たち男性は、、、セコいよなぁ~。
まぁ、何はともあれ新郎新婦が仲睦まじく幸せそうだったのでよかったです。
末永くお幸せに!

2006.10.19

多摩川の畔に佇む沈黙の森

art & river bankで開催中の『泉沢儒花/沈黙の森』展に行く。
同ギャラリーに行った目的は他にもあったんだけど、それは置いといて、泉沢さんの展示を見て思った事をいくつか。

泉沢さんの展示はこれまで何度か見させてもらったけれど、今回の展示はこれまでのものとは何だか印象が違う。
展示されている作品たちは泉沢さんらしいと感じるものもある。けれど決定的に違うと思ったのは、その展示スタイル。

これまでの展示では展示空間/環境をあまり意識していると感じることはなかったけれど、今回の展示では展示空間/環境と対話しようと、より積極的にアプローチを試みているように見える。
そして、そんな展示をしばらく眺めていると、環境の変化とともに展示の印象もゆっくりと変化し、時にはまったく違った印象を僕に抱かせる。
もちろん、それはriver bankの立地条件があっての事だし、僕がそのように見てしまうだけなのかもしれないけれど、でも、僕はそのような展示にある可能性を感じてしまう。

環境に抵抗するのではなくどこまでも寄り添いながら、時に対話をするように佇むそのような展示は、とても静かでゆっくりと流れる川のようでもある。そして、それを見る人は、時にその流れに身を任せる事を誘われ、同時にその流れに身を任せなくてもよいことを許される。
そして僕はそのような展示に「あらゆる見方を許容する広がり」と、マッチョな作品にある「弱さを隠すための強さ」とは正反対の「強さ」を見ながら、そこには冷たくも暖かい、とても豊かな眼差しを開く契機があるんじゃないかと感じている。

多摩川の畔に佇む沈黙の森は、静かな流れに身を任せながら、次の何かへ向けて漂っているようでもあった。

2006.10.18

あんびえんと・どらいぶぁ~

20061018

細野晴臣著『アンビエント・ドライヴァー』を読む。
まだ途中だけど、気になるフレーズもあってどんどん読み進む。
へぇ~、ほぉ~、はにゃぁ~なんていろいろ思うところがあって楽しい本です。
僕は電車の中で本を読む習慣があるから、このまま読み進めればこの本は車内で読み終わりそうだ。でも、それって裏を返せば、電車に乗らなきゃ本を読まないということなんだよな。
読書時間は乗車時間。
でも、この本は電車の中で読み終わらなくても、家でゆっくり読み続けられそうです。

2006.10.17

小品たち

20061017

グループ展のための作品をつくる。
風邪をひいてもうろうとしているせいか、気がついてみればいっぱい出来ちゃいました。
だけど、どれも似たり寄ったりで、もうろうとした頭にはどれがいいのかわかりません。展覧会には2点しか出品できないからどうしましょ。
まだ締め切りまで日にちあるから、もう少し眺めてみようかしらん。