2008.04.17

LichterにThe Way Home

20080417

時間ができたので午後からギャラリーを巡る。

『ピンク、ブラック、戦争に平和/南川史門』MISAKO & ROSEN(大塚)
『熱の原理/村岡三郎』KENJI TAKI GALLERY(初台)
『Lichter/Wolfgang Tillmans』WAKO WORKS OF ART(初台)
『The Way Home/喜多順子』TAKE NINAGAWA(麻布)
『フォー・カード』GALLERY SIDE 2(麻布)

と、気になった展覧会はやっぱり『Lichter/Wolfgang Tillmans』かしら。
それと『The Way Home/喜多順子』もかな。

『Lichter/Wolfgang Tillmans』は展覧会名にもなっている『Lichter』という作品(印画紙にしわをつけたり折り曲げたりしている作品)が新鮮です。

で、そんな『Lichter』を見ていてふと思い出したのが、小林正人の『LIGHT PAINTING』なんですね。
一方は写真でもう片方は絵画だけれど、共通点がいろいろあると思ったりするわけです。

さて、もうひとつ気になった展覧会『The Way Home/喜多順子』だけれど、僕が気になったのはその展示方法。

作品は、木枠に張られていない布に水彩や木炭で風景が描かれている、というもの。よく見れば折り癖もついていたりする。

であれば額装なんてしないで、直接壁に展示すればいいのに、なんて勝手に思うわけです。
もちろん数点はそのように展示してあったけれど、、、。

入口やその背面に展示してある作品は、直接壁に止められていて風に吹かれてゆらゆらしている感じ。時にそれが頼りなく感じたりもする。
でも、そんな感じが描かれた風景と相まって、単純な解釈から逃れていくように見えたりするわけです。