今日もいそいそとギャラリー巡り。
東京ミッドタウンから六本木ヒルズを経由して清澄白河を見てまわる。
気になった展示がいくつかあったけれど、その中から、、、。
まず、森美術館『アートは心のためにある:USBアートコレクションより』での、オフィスのような展示方法や作品同士の類似点や共通点など。
でも、あのように類似点の多い作品を並べて展示すると、どれがどの作家なのかなんて気になりませんね。
それと、TIME & STYLE MIDTOWN『ART IN TIME AND STYLE MIDTOWN VOL.3』を見て。
店内に入ると、そこには商品とともに作品が展示されて購入もできる。
その様子を例えるなら、まるでインテイリアの一部のように作品を展示している感じ。
もちろん、僕はこういう試みにまったく反対ではないし、そこには作品の新たな側面を見えさせる可能性もあると思う。
ただ、そこにはもう一つの側面もあると思う。
つまり、それら作品たちは商品とともに部屋を飾るアイテムとして、鑑賞されることなく消費されるかもしれないということ。
もし、それら作品が鑑賞されるものとしてつくられたとすれば、作品や作家にとってそれは不幸なのかもしれないな、とも思う。
まぁ、幸か不幸かは置いといて、先にも書いたようにインテリアと同じように作品を扱う事の可能性はあると思うし、どうせならもっと暴力的に、部屋の壁紙を選ぶかのような扱いがあってもいいんじゃない、とも思うわけです。