2007.06.30

仏さん

今日はうちのかみさんと実家にいる家族とで墓参りに行く。
とはいっても、実家の墓参りではなくて、うちのおばあちゃんの姉であり、僕の名前を命名してくれたおばあちゃんのお墓参り。
場所は長野の松本だから東京からだとちょっと遠い感じはするけれど、高速道路をつかって行けば3時間ちょっと。そんなに遠くはない。

ところで、そのおばあちゃんのお墓はいわゆる霊園といわれるところにあるんだけれど、区別がつかない墓石がいくつも並ぶその光景を見ていると何とも言い難いものがある。
それに、自分が育った街を眺められる丘にお墓があるとはいえ、閑散としたその雰囲気に少し寂しい思いがする。
かみさんと一緒にお墓をきれいにしていると「生前、自らこのお墓を選んだんだよな。その時、おばあちゃんは何を思ったんだろう、、、」と考えてしまったりもする。

でも、そんな事を思いながらも、僕にとってそのおばあちゃんは不思議な存在の人で、例えれば仏のような人なんですね。
「厳しくありながらもなぜか心が安らぐ」といった具合に。それは、こうやってお墓参りをしている時も変わらない。
本当に出会えてよかったと今でも思う。