2007.03.03

福にあやかる

さてと、今日は訳あって衣装を着て人力車に乗る。

う~ん、浅草の街をこうやって巡るのはちょっとした見せ物ではあるけれど、でも、普段では味わう事のない経験ではある。一生の中でこんな経験は芸能人でない限りないだろうし。
それに、普通に歩いていれば挨拶なんてすることもない人たちがいろいろと声をかけてくる。中にはわざわざ車を止めてまで声を掛けてくる人もいたりしてね。

そんな多くの知らない人たちに「おめでとう」なんて言われると気恥ずかしくもなるけれど、それはきっとめでたいものに声をかける事で自分も幸せになりたい、これって「福にあやかる」ということかな、なんて思ったりする。
そして、そんな僕たちを観光客と思わしき人たちはカメラや携帯電話で撮るだけだけど、地元の人たちは手を振ったり声を掛けたりね。

この地域特有の気質なんだろうな、なんて思うけれど、そんな気質がこの街に住む人たちの中に根強く残っている事に、僕はうれしくなったりもする訳です。