2019.10.05

出来事と記録、ひしひしと

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埼玉県立近代美術館でやっている『DECODE/出来事と記録 – ポスト工業化社会の美術』展を見に行く。

初っぱなから金村修の作品にやられる。でも、ちょっとやりすぎかな?
で、「絶対現場」のスライドショー。

学生の頃、何かの雑誌でその記録写真を見てから、ずっと気になっていたので。
といっても、詳しく調べる事もなく、ただ僕が気になっているのは、つくるってどういう事なのってこと。

スライドショーを見ていると、どう見たって最初は解体現場にしか見えないし。
でも、最終的にそれは解体されるわけだし。
だけど、それはつくることに向けられているんだろうし。

さて、先週見た展覧会が対照的だったのでちょっと。
それは『まなざしのあわい/伊庭靖子』展と『岸田劉生』展。

『まなざしのあわい/伊庭靖子』展はそこに映る雰囲気を写し取る感じ。
『岸田劉生』展はそこにあるものをつかみ取る感じ。

いや〜、『岸田劉生』展のこのつかみ取る感じ、凄かったです。
切実というか、ひしひしと伝わって来ました。