2010.07.20

それでいいのだ

『いいきせつ/木村彩子』展と『虹とかゴミとか/河野輝美』展を見る。

木村さんの絵画は妙な厚みがありますね。なんでしょうね、これ。
それにこの季節感というか、、、。
作品から受け取った「いいきせつ」が何かきらきらと。
どこか誘われるような感じがあってワクワクすることろもありますね。

さてとお次ぎは『虹とかゴミとか/河野輝美』展へ。
商店街にあるスペースでの展示。

以前よりも力の抜けたその展示内容も含めて、僕には興味深く映りました。

展覧会タイトルにもあるように、一見するとその展示はゴミに見えるかもしれない。
でも、河野さんなりの丁寧さで置かれたモノたちによって虹に見える事もあるでしょう。
商店街を通りすぎる人たちにはどう映っているのかしら。

それと商店街にあるスペースだからみんなで和気あいあいと、って事とは真反対にある感じも共感が持てますね。
扉は開放しているけれど、そこには断絶のような裂け目も見えて。
僕には刺激的なんですね、そういうの。
和気あいあいとすることで見えなくなることが多くあると思うしね。

興味も示されずゴミにしか見えないかもしれない。
でも、そういうというところから作品をつくり見せていくことは大切だと僕は思うんですね。