2009.09.10

高梁で

20090910

かみさんと岡山県にある高梁市成羽美術館へ。
目的は『この星の絵の具/小林正人』展を見るため。

いや~いいですね、この展示。
展示室の大きな窓から入る自然光を豊かに使って、魅力的です。

移り変わっていく光の中に作品を置いてみる。
そんな風に環境の変化に寄り添っていると、その時々で作品の見えも変わるでしょう。

でも、時に光が眩しくて作品が見づらくなってもまったく問題ありません。
むしろ閉館後の夜の様子すら想像したくなりますね。

さらに大きなガラス窓で隔てられたテラスから展示室を望むと、、、。
光の変化に加えて、水や虫の音、テラスを吹き抜ける風と共に展示を見る事ができるんですね。

そして、そんなテラスから展示を見ていると、作品それだけを凝視しても仕方がないとさえ思えるんですね。
気づけば柱に立てかけられた作品は僕たちに背を向け、裏側を覗かせているんですから。

まぁ、これは僕の勝手な解釈にすぎませんが、、、。
この展示は、いつでもどこでも同じものを、コンビニ的発想とは無縁でしょう。