2008.11.29

盲視

東京画廊でやっている『盲視/栗原一成』展に行く。

また少し変わってきたのかな?
でも基本的は姿勢は変わっていないと思うし、これは出力の変化なのかな、、、。

ところで、絵というのは時間がかかるものですね。
世の中の変化に合わせようとすると、絵がイラスト的になってしまうのも分かるような気がします。

だからといって栗原さんの絵がイラスト的ということではなく、、、。

実のところ栗原さんの絵はそのような絵とは全く逆の方向を向いていると僕は思う。
もちろんそこに危うさがあるとしても。

会期中にはパフォーマンスがあったけれど僕は未見。残念。
かみさんが見てきたので、それにまつわる話はまた別の機会に、、、。

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ここからは余談です。

会場を訪れるとそこには撮影の機材が、、、。
あぁ、今日は最終日だし展示風景でも撮影しているのかな、と機材を避けながら絵を鑑賞する。

でも、それは展示風景の撮影ではなく別の撮影のようで、、、。
見る側としてみれば「それってどうなの???」と思ってしまう。

ギャラリーで撮影している場面に出会うことは珍しくないし、僕は見ないふりをするからいいけれど。
でも、それによって作品の見えが変わってしまうこともあるでしょうね。

つまり、そういうデリケートな部分が作品にはあるっていうことです。