月別アーカイブ: 2012年11月

2012.11.10

初日です

今日は個展初日。
開廊前に作品のチェックと微調整をしてっと。

今回は久しぶりに立体作品、というよりも僕としては彫刻としてつくった作品が展示されています。
こんなの彫刻じゃないと感じる方が大多数だと思いますが、、、。

さてと、今日は夕方からレセプションだけど、来廊する方も少なく、、、。
でもAさんやI君にお会いしてお話ができたのは良かったです。
欲をいえば展示をご一緒したMさんやN君、K先生とそのご家族、特にお子さん達が僕の彫刻作品をどう感じるか気になった次第。
N君、これは彫刻?K先生のお子さん達、これは何に見える?

ちなみにかみさんは僕の彫刻作品を見て、、、。

「ほらほらあれ、おつまみなのかな、四角くて小さいお肉の。あれをくるんでいるやつみたい。ずっと見てたら食べたくなってきた。」

だそうです。

そういう風に捉えてくれるのは、ある意味今回の彫刻作品の本質をついてたりして、僕にとっては大切なんです。
さすがに長年付き合っているだけあります。

2012.11.09

岐阜へ

個展の搬入のため岐阜にあるGALLERY CAPTIONへ。

前回の反省を踏まえて、今回は事前に展示室の模型を作って作品の配置を考えたんだけど、、、。
現場では大きな変更を余儀なくされる事に。

早く終えるつもりが、結局夜遅くまで。
キャプションのみなさまには申し訳なくて、足を向けては寝られません。

さぁ明日はどう見えるだろうか。

2012.11.07

実生の庭、星座の輪郭

展示のお知らせです。

実生の庭、星座の輪郭
2012年11月10日-12月8日(日月・祝日 休廊)
12:00-18:30
GALLERY CAPTION

オープニングレセプション:11月10日(土)18:30-20:00

以下は展示に寄せたコメントです。

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あまり手を入れず、半ば植物の育つがまま、なるがままに任せている自宅の庭。葉と葉は触れ合い、枝は重なり、所々に深い影を落とす。最近は苗木を買って植えることが少なくなったから、このぼうぼうさ加減は新たな種が自然に蒔かれた、運ばれてきたということだろう。庭の半分は植木鉢や買ってきた苗木が育った厚み、残りの半分は自然に育った実生の厚み。

夜、空を見上げてみればそこには満天の星。星座に詳しい人なら、そこにさまざまな星座を見る事ができるのだろう。星座にうとい僕にはただ輝く星々が見えるだけ。星座は見えない。星のひとつひとつを紙に写し取ってみてもただの点になってしまう。でも、今、僕に届いている輝きにはきっと奥行きがあるはず。星座を横から見たらどう見えるのか。星座の輪郭を想像してみる。

種から育てる実生のように作品をつくり、そこからまた種を採取して新たな作品をつくる。庭に蒔かれた種の芽生えを見守るように、作品を展示する事の中でも実生の現れを待つ。そして、それら作品や実生の現れを含めて、移り行く事象を注意深く観察し、眺める。もし、そこに見えている事象そのままに別の事象が重なって見える時があるとしたら、それは想像するしかなかった星座の輪郭が星々の輝きの中に見える時なのかも知れない。

・・・・・

お時間がありましたら、、、。