→作品そのものはものとして存在するが、その存在はあいまいであり、観者に認識されないことも有り得る。しかし、その場のささいな出来事やきっかけに触れることにより、作品は観者に対して現れ始め、その場自体が新たな感覚として立ち現れる。
・作品を観て何かを受け取ることは、作品と触れ合うきっかけとなるだろう。その触れ合いから生まれたある感覚が、観者自身の感覚として身体に取り込まれた時、作品あるいはその感覚は観者にとってかけがえのないものになるだろう。
・ある感覚から他の感覚への拡張(身体感覚への広がり)