2007.07.22

街道

20070722

昨日、書かなかった「街道」のお話を。

「街道」とは、写真家である尾仲浩二さんが始めたギャラリー。
三つの展示スペースと「由古堂」というショップ併設されていて、それぞれ個性的な造りになっていて面白い。
例えば、銀の間というスペースは、以前、尾仲さんがやっていたスペース「街道」を彷彿とさせる銀色の壁になっていたりね。

三つの展示スペースはけっして大きいというわけではないけれど、それがかえって写真との距離を独特ものにしているように思うし、尾仲さんの写真とも共通しているところがあるように思う。

これは行ってみた人しか伝わらないかもしれないけれど、そのような作品のあり方や展示の仕方、そこに流れている時間や雰囲気も含めて、肩肘張っていなくていいんですね。
たぶん、尾仲さんは何か見本があって、それに追いつけ追い越し、といった感じでやっていないだろうし、でも、写真を見る事の楽しさや良さをしっかり伝えていて、僕もそれをすんなり受け入れられる、そういった感じなんですね。

さて、帰り際「由古堂」で欲しかった写真集『Tokyo Candy Box』と『DRAGONFLY』を購入する。
と、ショップの方が「今日は尾仲がいますけどサインはいかがしましょうか?』と言ってくれたのでお願いすることに。
あまりミーハーではない僕だけど、本人を前にしてサインをしてもらえるとうれしいものです。少しお話も出来たし、ちゃんと尾仲さんの目を正面から見る事ができたのはとてもよかった。

しかし、うちのかみさんにはやられました。
だって、僕が「由古堂」で会計をしている間、尾仲さんと楽しそうにおしゃべりしているんだもの。話ベタの僕は悔しい限りです。